FXの取引というとまずイメージするのが、パソコンの画面に出ているグラフのようなものですね!これは「チャート」といって相場の値動きを表したものです。
チャートはこれからの取引方針を決定するのに利用するので、いかに分析するかが重要になってきます。
今回はチャートについて基本をまとめていきます。
チャートの基本
チャートには「バーチャート」「ローソク足」「平均足」などの種類があります。欧米ではバーチャートを使うことが多いようですが、我々がよく目にするのはローソク足というものです。
これがローソク足です。青と赤の線が並んでいて何だかよく分かりませんね。チャートは通貨ペアごとに異なるので間違えないようにしましょう。
ローソク足とは
ある期間における相場の始値、終値、高値、安値を1本の棒状に表したものです。
その期間で一番最初に付いた価格を始値、一番最後に付いた価格を終値と言います。
また、その期間で一番高い価格を高値、一番低い価格を安値と言います。
この4つの価格を1本の線で表したものをローソク足といい、始値より終値が高いものを陽線、始値より終値が安いものを陰線で表します。
実体から上下に伸びる線をヒゲと呼び、上に伸びるヒゲの先が高値、下に伸びるヒゲの先が安値となります。
期間によって変わるローソク足
1日の値動きを1本に表したものを日足、1時間の値動きを1本に表したものを1時間足、1分間の値動きを1本に表したものを1分足といい、期間によってその表示が変わります。
日足は1時間足が24本合わさったものというのはご理解頂けますでしょうか?
上が1時間足、下が日足です。矢印で示した1本の日足を1時間足で表すと赤の四角で囲った部分になります。
日足では1本の陽線でしか無いものでも、上げ下げを繰り返す複数の陽線と陰線から出来ているのです。
これらはトレードのスタイル(スキャルピング、デイトレード、スイングトレードなど)によって使い分けられます。
トレンドを把握する
FXで勝つためにはトレンドを把握することが重要です。
負ける人の多くは、「十分下がったからそろそろ上がるだろう」というような値頃感でトレンドに逆らったトレードをしてしまっている事が多いです。
このトレンドに沿って取引を行うことを「順張り」、トレンドが転換することを予想してトレンドと逆に取引を行うことを「逆張り」といいます。
また、同じ範囲を行ったり来たりしている動きを「レンジ」といいます。
逆張りは予想通りなら大きな利益を得ることが出来ますが、相応の根拠とテクニックが必要となりますので、基本的には順張りを行います。
トレンドラインを引いてみよう
トレンドを見極めるための手段として「トレンドライン」があります。トレンドラインは、ローソク足の安値(高値)を結んだラインを言います。
安値を結んだ線を「サポートライン」→相場が下がらないように支える支持線
高値を結んだ線を「レジスタンスライン」→相場が上がらないように抑える抵抗線
また、トレンドには終わりがあり、別のトレンドへと移っていきます。
トレンドラインを突き抜けて逆方向へ動き出すとトレンドが転換した可能性があります。
トレンドラインを抜けることを「ブレイク」といいますが、そのポイントを良く見極めましょう。
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