FX会社選びのポイント

FXには様々な会社が存在します。どこも同じじゃないの?と思われるかもしれませんが、キャンペーンが豊富な会社、サーバーが弱い会社、ツールが使いやすい会社など様々な長所・短所を持っています。使うFX会社によって有利不利が変わって来るかもしれません。

ここではFX会社を選ぶ際に見るべき項目を紹介したいと思います。

コストの安さで選ぶ

FXの会社によってコストの違いがあります。コストとは何なのか?現在FXの取引では口座維持手数料や取引手数料がかからない事がほとんどなのでスプレッドと呼ばれるコストが中心となります。

スプレッドとは

スプレッドとは簡単に言えば買値と売値の差の事です。

FXスプレッドの説明

FXでは価格が2つ提示されています。これは買値と売値を表していて例えばドル円の買値(Ask)が117.7501円の時、売値(Bid)が117.7474円などのように売値が低く設定されています

 

FXの利益は「売った時の価格-買った時の価格」で算出するので、上の例では買った瞬間1ドル当たり0.0027円の損になっているということです。これがコストとしてFX業者に徴収されるのです。

価格が上昇して買値117.7528、売値117.7501になった時に±0円になります。

 

この差が大きいとコストがかかるということなので、できるだけ差が小さいFX業者を選びましょう。

例えばドル円のスプレッドが0.3銭のA社と1.0銭のB社を比較した場合、1万ドルの取引でA社が30円のスプレッドコスト、B社が100円のスプレッドコストがかかります。

「大したことないじゃん」と思われるかもしれませんが、1pips~5pipsなどのわずかな幅で取引を繰り返すスキャルピングなどにおいては、結果に大きく差をもたらします。

スプレッドは通貨ペアで異なり、広がることもある

また通貨ペアによっても違いがあり、指標発表時など大きな動きが予想される時にはスプレッドが広がったりします。

例えば雇用統計などの発表時にはドル円が0.3銭→9.0銭になったりするので注意が必要です。

※スプレッドは通常「銭」で表わされることが多く、上の例では0.27銭。

 

2018年9月時点で各通貨ペアのスプレッドが狭いFX会社

ドル/円 ユーロ/円 豪ドル/円 南アランド/円
SBI FXトレード 0.27~0.29銭 0.39~0.49銭 0.59~0.69銭 0.99銭
LION FX 0.3銭 0.5銭 0.7銭 1.0銭
GMOクリック証券 0.3銭 0.5銭 0.7銭 1.0銭
DMMFX 0.3銭 0.5銭 0.7銭 1.0銭
みんなのFX 0.3銭 0.4銭 0.6銭 1.8銭

スプレッドだけで見るとSBI FXトレードが最も低くなっていますが、上記にあげた他のFX会社もこの程度の差なら影響はなさそうですね。

 

スワップポイント

FXはポジションを持っていると金利差に応じてスワップポイントが貰えます。スワップポイントとは銀行にお金を預けていると貰える利子のようなものです。

しかしどこの業者でも同じなわけではなく違いはあります。スワップ狙いのトレードをするならば高い業者を選ぶのが重要です。

しかし高金利通貨は不安定であり、トルコリラのように急落する危険と隣合わせだということを忘れないようにしましょう。

 

2018年9月時点のスワップポイント

ドル/円 豪ドル/円 南アランド/円 トルコリラ/円
SBI FXトレード 61円 43円 12円 78円
LION FX 10円 50円 15円 80円
GMOクリック証券 61円 39円 11円 54円
DMMFX 50円 31円 9円
みんなのFX 44円 30円 20円 100円

これらに比べると低いところでは倍以上の差が生まれるので、会社選びにとって重要な要素となります。

 

取扱い通貨ペア

基本的にドル、ユーロ、円、ポンド、豪ドルなど主要な通貨はどこの業者でも取り扱っているのですが、南アフリカランドやトルコリラ、ブラジルレアルなどのマイナー通貨は取り扱っていない業者もあります。

自分がやりたい通貨が含まれているかどうかも大事な要素ですが、私はメジャー通貨での取引で充分だと考えているのでこの項目で迷う必要はないと思います。

 

通貨単位

FXでは取引をするための最低単位数量が決められています。

なので100ドルの取引をしようと思ってもFX会社によってはそれができません。

主流は10,000通貨単位

通常は10,000通貨(ドル/円なら1万ドル)が基準でありGMOクリック証券やDMMFXなど多くのFX会社がこの方式を採用しています。

例えば1ドル100円の場合に1万ドルの取引を行うなら、必要な最低証拠金は40,000円になります。

しかし最低証拠金ではちょっと逆に動いただけですぐロスカットになってしまうので最低でも10万円は入金しておきたいところです。

少額から始めたいなら1,000通貨単位

数十万円というお金を用意することが出来ない、怖いので少額で取引したい。という人でも諦める必要はありません。実はもっと少ない通貨単位での取引があります。

最近ではLIONFXや外為ジャパンなど1,000通貨単位での取引が出来る会社が増えてきました。

1,000通貨単位といえばドル円なら1,000ドル。つまり1ドル100円の場合の最低必要証拠金は4,000円となり、ぐっとハードルが下がります。

1,000通貨ならば5万円程度の入金でもある程度レバレッジは抑えられますし、FXに拠出できる資金も出しやすくなります。

1ドルから取引できるFX会社がある

最も少額で出来るのが、1通貨単位での取引です。1通貨単位とは文字通りドル円の場合1ドルです。

これならばわずか4円という証拠金から取引が行えるのでお試し感覚で始める人には最適です。

1通貨単位での取引が可能となるのがSBI FXトレードとOANDA JAPANです。

特にSBI FXトレードは口座開設するだけで500円が貰えるので、こちらが入金しなくてもお試し感覚で取引が可能となります。

自分の資産の額や取引量などの目的に合った取引を行うため、口座開設する前にその会社が何通貨単位なのかを把握しましょう。

 

通信状態はどうか、使いやすいシステムか

FX業者の中にはサーバーが貧弱で、注文時に反応が遅いため意図した価格よりも大幅なズレが生じるといった事が起こる業者があります。

このような場合、損切りや利益確定が遅れてしまい利益を得にくくなってしまいかねません。

デモトレードで使い心地をチェック

また、FX業者はそれぞれ独自のチャートやシステムを使用しており、見やすさ、ラインの引き方、カスタマイズ(ウインドウの並び替え)など自分が使いやすいものを選ぶべきです。

これらを確認するためには、デモトレードを行うのが有効です。

デモトレードで、チャートなどが見やすいか、きちんと約定できるかなどを実際に使ってみて確認しましょう。

 

信託保全の会社を選ぼう

せっかくFXで利益を上げてもFX業者が潰れてパァになってはやりきれません。

そこで信託保全されているかが重要になるのですが、信託保全されている場合は会社が潰れても客が預けている資産は100%保護されます。

どういうことかというと、FX会社は客から預かった資産はFX会社の資産とは別にして保管しなければならないので第三者機関である信託銀行などに客の資産を預けるのです。

つまりFX会社の赤字補填などのために客の資産を使うことができないので、客自身が取引で損をしない限り減ってしまうことがないわけですね。

信託保全されていない場合は上記のような仕組みがないため資産が戻って来ない恐れがあります。

直接取引には関係ありませんが、自分の資産を守るために大事なことなのでしっかりチェックしましょう。

 

キャッシュバックキャンペーンを見逃すな!

FX会社には、口座開設をして一定数取引をするとキャッシュバックが行われる所があります。その額は最高数万円など、捨て置くにはもったいないもの。

キャッシュバックを手に入れて取引資産を増やしてしまいましょう。

 

2018年9月時点でキャッシュバックキャンペーンを行っている主なFX会社

FX会社 キャッシュバック 条件
GMOクリック証券 最大35,000円 口座開設+規定量取引
DMM FX 最大20,000円 口座開設+スマホで500Lot取引
みんなのFX 最大50,000円 口座開設+規定量取引
外為ジャパン 最大20,000円 口座開設+スマホで500Lot取引
LION FX 最大50,000円 口座開設+初回1万円入金
+ポンド円規定量取引
SBI FX 500円 口座開設+ログインのみ

※規定量取引の場合は、取引量によってキャッシュバック額が変化します。

※スマホで500Lot取引の条件は、PCのみまたはPCスマホ合算で500Lotだとキャッシュバックが10,000円になります。

※SBIFXは口座を作るだけで取引しなくても500円が獲得できます。

参考 FX口座開設でキャッシュバックをもらう方法

 

その他、某巨大掲示板やインターネット上で得た情報などを参考にするのもいいでしょう。

利益のためにFXをやるのですから少しでも有利な条件を!めんどくさいと言わずにじっくり比較してみましょう。

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