FXで注文から決済するまでの流れ

儲かるか損するかは別として、FXで取引すること自体は難しくありません。ボタン1つで注文出来てしまいます。

ここでは基本的なFXの取引方法について説明したいと思います。

入金する

FXで取引をするには証拠金がなければいけないので入金しましょう。

会社にもよりますが、通常入金クイック入金というものがあります。

 

通常入金

ネットバンキングで他行に振込む要領です。銀行の営業時間を過ぎると翌日の振込になります。また手数料は自己負担です。

 

クイック入金

リアルタイムで入金可能。24時間、土日もOKです。また手数料はFX会社が負担してくれます。

ほとんどの場合、クイック入金を使う事になると思います。

 

クイック入金の手順は、

  1. 金融機関名を選択
  2. 金額を入力
  3. 指定した金融機関のネットバンキングに移動
  4. 必要事項を入力
  5. 完了する

クイック入金には最低金額が決まっており、1,000円からの会社もあれば5,000円からの会社もあります。

基本的には取引通貨単位により最低必要証拠金が決まっているので、それを満たす入金額が必要です。レバレッジをかけすぎないような入金額が望ましいでしょう。

 

新規注文

新規注文画面から注文を行います。

FX新規注文画面

上の画像は某FX会社の注文画面なのですが、基本的には似たような感じになるので基本を押さえれば問題ありません。

注文時は慌てて間違いが発生し易いので、落ち着いてきちんとチェックしてから発注しましょう。

通貨ペアの選択

ドル円(USD/JPY)、ユーロ円(EUR/JPY)、ユーロドル(EUR/USD)などの通貨ペアを選択します。

画像のようにプルダウンのリストから選択するタイプや、一覧からクリックして選択するタイプなどがあります。

注文タイプを選択

ストリーミング、指値、逆指値、OCO、IFDなどから選択します。

FXの注文方法、どう使い分ければいいの?
FXの注文方法は、ボタンを押すだけで出来るものから価格を指定して自動で行うものなど様々です。今回はその注文方法を紹介します。

数量を設定

購入量を設定します。FX会社によって通貨数で入力する場合と、Lot数で入力する場合があります。

国内FX会社の場合は基本的に1Lot=10,000通貨、0.1Lot=1,000通貨となりますが、LION FXなど一部の会社では1Lot=1,000通貨だったりするのでその会社の1Lotが何通貨なのかよく調べておきましょう。

スリッページの設定

必要に応じてスリッページの設定を行います。

スリッページとは、注文の際に指定したレートと約定したレートにズレが生じることを言います。または「スベる」といいます。

このズレをどこまで許容するかを設定するのがスリッページ設定です。

設定した範囲を超えて約定しそうな場合は注文が通らないようになります。

売り、買いを選択して発注

価格が書かれた青または赤の部分をクリックすると発注します。上の画像のFX会社の場合赤が買い(Ask)、青が売り(Bid)となっています。

FXで売買し、通貨を保有している状態をポジションを持つと言います。

買いだったら「買いポジション」、売りだったら「売りポジション」

損切りを設定しよう

損切りはこれ以上の損は許容できないというポイントを予め設定しておきます。レートがそのポイントに到達すると自動的に決済されるようになり、損失を抑えます。

例えば100円で1万ドル買いした場合、損は5,000円までとするなら99.5円に逆指値を設定しておきます。

 

損切りを設定しないと損が膨らんでも「きっと戻るはず…なんとかなるはず」と損を認められずにズルズルとダメージが拡大して吹っ飛んでしまい退場…なんて事も大げさな話ではありません。

取引の際には必ず損切りポイントを設定しましょう。

 

ポジションの確認

このように保有しているポジションは一覧で確認できます。

FXポジション一覧

通貨ペア、数量、損益などが確認できます。特に損益などはめまぐるしく変化するので短期売買でなければかじり付いて見てもあまり良いことはありません。

上の例では現在「ドル円を119.784円の時に売りで1Lot保有、利益が+60円出ている」ということですね。

 

ちなみにポジションを保有している状態の利益を含み益、損失を含み損と言います。

これらは決済しない限り確定していないので、相場の動きによっては損益が逆転したりもします。

よく含み益が出ていて「FXで儲けてるから奢ってやるよ!」と気前よく言ったは良いけど後日反転して含み損になってしまった…なんて人もいるようなので決済して利益確定してから喜びましょう。

 

決済

だいぶプラスになったのでこの辺りで利確したい、または損が拡大する前に切っておきたい。などというときは決済して利益または損失を確定させます。

①ポジション一覧から決済するポジションを選択する。

②「即時決済」、「ストリーミング」、「指値または逆指値」、「一括決済」など様々な決済方法があります。

FX即時決済

即時決済ボタンを押すと確認画面が出てきて「即時決済実行」ボタンを押すと決済されます。

※決済する際に出る確認画面を省略することもできるが、その場合押し間違いで決済しないように気をつけましょう。

 

ここでは基本的な取引方法についてご説明しました。

とても簡単だったでしょう。慣れてくればIFDやOCOなどの注文方法を使ってより便利に取引することができます。

まずは簡単な方法から、無理のない金額でFXの取引を楽しんでいきましょう。

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